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コーヒー片手に、日々の何気ないことをつづった日記であります。


by the-sahara
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プランナー1

友達と会おうというとき、いつも行く店とか場所を決めるのは友達だった。私は、どちらかというと、人に任せきりで、自ら企画するようなタイプではない。
「リーダーではなく、補佐」 そんな、いわゆる一番ではない役どころが、自分にはぴったりだと思っている。

そんな自分が、今回初めて、友達と行く店を考えて、連絡をするということをした。参加人数は、自分を含めて3人で、ランチの場所、デザートはどこにするか、を考えただけなのだけど、それでもやりなれない作業にとまどいを覚えた。
いつも、プランナーとなる友達は、こんなに大変なことをしてくれてたんだと思うと、頭を下げたい気持ちになる。ただ、連絡が来るのを待ってるのが、良くも悪くもどれだけ楽かということを思い知った。手伝いを申し出たこともなかったよなあ、と反省している。

なんにせよ、そんな風に悪戦苦闘して決めた計画を、去る2005年3月19日(土)に実行してきた。参加メンバーは、経営学科1、システム科学科2の計3名。
ちなみに、いつも計画を立ててくれたりする、割とリーダー格かと思われる人物は、我々の大学で言うところの「国際経営」、略して国経の面々で、自分を含む前者の3人は、それについていくことが多いのである。
今回は、そのリーダー的人物が完全に欠けている。果たしてどうなるのか、珍道中の始まりである。

集合は、11時15分。JR目黒駅の西口改札。3人とも、初上陸の地である。一抹の不安がよぎるが、「3人寄れば文殊の知恵」と昔から言うではないか。友達が発したこの言葉を信じて、足を踏み出すことにした。
しかし、駅をでていきなり、一瞬道に迷いかける。私は、地図が読めない女で、各所で道に迷ってきた経歴がある。だから、もし一人だったら、今回も迷子になった可能性がある。
でも、今回は3人いる。いきなり、我々が「文殊の知恵」であるかを試されるときが来たのだ。地図を見て、これがあの建物じゃないか、この道じゃないかと、言い合えるのは非常に頼もしい。この2人のおかげで、無事、目的のパスタの店にたどり着いた。

店の名前は、「スパゲッテェリア・ピアノピアノ」という。可愛らしい外見の、こじんまりとしたお店だ。開店3分後だったので、我々が一番乗りだった。しかし、それから5分もしないうちに次のお客さんが入ってきて、結局食べ終わるまでの1時間くらいで、店はいっぱいになり、外には少し行列ができていてびっくりした。結構有名なのだなあ。
肝心のパスタはというと、まず量。多い! 予想していたよりも大きな皿で出てきて、これひとつで満腹になってしまった。味は、ゆで加減もちょうどよくおいしかった。おもしろいのが、このお店はフォーク1本でパスタを食べることだ。スプーンをうまく使えない私には、好都合なのだけど。

とりあえず、おなかを満たした我々は、散歩をすることにした。風は冷たいけど、快晴の一日で、とても室内にこもっているのはもったいないことだった。
どこへ行こう? 話し合ったり、地図を眺めた結果、白金台を歩いて、恵比寿へ向かおうということになった。
白金台、広尾、恵比寿と歩くわけだが、その道中、どこを見ても、おしゃれなカフェがあった。カフェでお茶をする、というのが、習慣になっているに違いない。こんな高級な地域に住みたいとも思わないし、ましてや住むこと自体できないわけだけど、こうしてお茶を飲む時間を大事にする生活がしたいと思いながら歩いていた。
とても、精神的に贅沢な時間を過ごすことができた。
by the-sahara | 2005-03-21 15:18 | 旅行